魔法少女装オニキス 2

 魔法少女装オニキス 2

ただのエルフ

 『前回のあらすじなの オニキスは種付けおじさんの手によりメス堕ち奴隷へと生まれ変わったなの』

 「嘘つくんじゃねええ!」


 本編


 カルセドは目を覚ました。

 「ん…ここは…」

 カルセドは自身の石化が治っていることに気づき困惑に包まれていたが周囲の喧騒に気づいた。

 「や、やめてくださいオニキスさん!」

 「うっせー!俺のキ……を見たお前が悪いんだああ!」

 『今なのオニキス!そいつをぶっ殺せなの!アバダ・ケダブラ イム様ビーム アルティメットヌリフィアー 好きなのを選べなの!』

 カルセドが止めに入るまでは二人とも追いかけっこをしていた。



 「というわけで、俺の体は治ったということだな」

 「あ…ああ、そうなんだよカルセドの兄貴 そこの変態のせいで俺はその……魔法…ショウ…ジョ…」

 「お前が嘘を言ってないのは分かるんだがそいつは俺には見えないんだ」

 「え!そうなのか兄貴!」

 『当然なの!なのの姿は純粋で清らかで…可愛らしい男で…芯が強いのに折れたら…グヘヘヘヘ』

  「お前マジで死ねよ」

  「あぁそこにいる光り輝いている妖精さんがオニキスさんの力の源なんですね!」

 「え?お前見えるの?」

 『…は?いやまじでふざけんなよなんでおれの姿見えるんだよ…おっと…オニキスそいつぶっ殺せなの』

 「物騒なこと言わないでください!」

 『こいつ俺の言葉まで聞こえてやがる!…おっと…とりあえず処刑なの』

  「まぁ何はともあれ…とりあえず里に帰るか あぁそれとオニキス」

 「俺のこと助けてくれてありがとよ かっこよかったぞ」

 「カルセドの兄貴……」 『ピロリン』

 「今何か言ったか?」

 『言ってないなのー』

 こうして一同はクオンツの里へと無事たどり着き、帰還を待っていたコハクに話しかけた。

 「おぉ!カルセドにマヌル!無事じゃったか! それとオニキ…ス?何じゃその恰好は?」

 「聞かないでくれ…」

  「聞いてくださいコハクさん!オニキスさんの恰好が変わったのは魔法少女になったからです! しかも魔法のおかげでカルセドさんの石化が治癒されたんです!」

  「な…なんじゃと…クオンツの石化を治せるじゃと…おぬし達は道場へ行け! 私は皆を呼んでくる!」

 「良かったですねオニキスさん!これで里の皆も安心して過ごせますよ!」

 (皆の前でキスしろだと?)

 こうしてマヌルのおかげで里の皆はコハクを除いて道場に集合した。

 「族長遅いねー」

 「何かあったのかなー」

 「オニキスの服変わってない?」

 するとコハクは怪我をしていながら皆の前に姿を現した。

 「済まぬな 遅れてしまったか」

 「どうしたんですかその怪我!早く治療しないと!」

 「まぁ待て その治療魔法が本当か確かめるにはこうして体を傷つける必要がある おぬし達に傷を負わせるわけにはいかぬのでこうして私がの」

 「ぞ…族長…」

 (いやまてこの雰囲気で告白のようなセリフを言ってキスしないといけないのかよ!)

 「ではオニキスよ 早速頼むぞ」

 「オニキス 族長の傷を癒してください!」

 「そうですよオニキスさん!僕のアトムスフィアよりもすごいんですから早く!」

 『ヒューヒュー キスしろなのー』

 (クソ人間とクソ妖精ブチ殺してやる!)

 「えっと族長… 貴方を愛しています」

 オニキスはコハクに口づけをしたが傷は癒されなかった。

 (え…あれ?…なんで?)

 「オニキスが告白した?」

 「え?何で今ここで?」

 「おい妖精どういうことだ!」

 『おおっとMPが足りないなのー』

 「オニキスよ…私もちと恥ずかしいのじゃが…」

 「あ…あ…うわああああああああああ!!!!!!」

 こうして集会はお開きとなった。 ついでにコハクの傷はマヌルがアトムして癒した。

  そしてオニキスは自宅へと帰った。

 「もうだめだ…おしまいだ…」

 『気を確かに持つの 人生とは失敗の積み重ねなの こうして大人になっていきご立派になっていくなの』

 「もとはと言えばお前が…いやもう寝よう…こんな服着たくない…」

 オニキスはタンスを引き寝間着に着替えようとしたがいつもの服が無く、女性ものの服に代えられていた。

 「おいクソ妖精 俺の服どこにやった?」

 『冤罪なの なのは何もしてないなの ゲー魔王に誓ってもいいなの』

 「だれだそいつ!こんな悪趣味なことするのてめえだけだろ!」

 『本当に知らないなの! そうだこんなときこそ魔法なの』

 『この魔法は自分の持ち物が今どこにあるか探知できる魔法なの』

 「どうせまた変なこと言わされるんだろ!」

 『安心するなの ただパンを尻にはさんで右手の指を鼻の穴に入れて左手でボクシングをしながら『いのちをだいじに』と叫ぶだけなの』

 「よし殺す」

  『今のはジョークなの!本当は探し物を想像して元々あった場所を見つめればあとは分かるなの これは本当なの』

 「わからなかったらまじで殺すからな どれどれ…」

 直感ともいうべきか衣服の在処が道場にあることがわかった。

 「なんで俺の服が道場に…」

 『場所は清水寺だとわかったなら早速向かってなのの冤罪を晴らすなの』

 こうしてオニキス達は道場に出向いた。

 「場所によるとここの廊下か…ん?ここだけ何かが…」ガコッ

  隠された階段が現れた。

 「おいおいまじかよいったい誰がこんな…」

 『これはやべえ匂いがプンプンするなの…忌憚のない意見ってやつなの』

  オニキスは気配を殺し少しづつ階段を昇って行った。そこにはコハクがいた。

 (族長が…どういうことだ?)

 『何か言ってるなの』


 「むほーーーオニキスの服はいい匂いじゃーーー!女の子の服を着るならもう今までの服は私のものじゃ!フスーーーフスーーーハァハァ あぁ極楽じゃ!あぁあんな可愛い服を着てくるなんぞ犯罪じゃ!オニキスに着せたかった服をタンスに仕込んどいたがちゃんと来てくれたかのう!?着てくれてもヨシ!恥ずかしがって着ずに裸で寝てもヨシ!明日は早くオニキスの家に出向いて確認しないといかんのう!」


 「ぞく…ちょう・・・?」

 「あっ」

 「ぞくちょう…なんで…」

 「オニキスよ……これは無実じゃ」

 

  こうして族長は逮捕された。里に平和が戻ったが無駄にレベルが高いせいで脱獄して何食わぬ顔で族長は帰ってきた。ついでに衣服の件だが元の服は族長に汚損されていて渡された女性服なんて着たくなかったのでルリに相談したら服の替えが無いのでお古を貰った。おれの女装生活はまだ続く。ちくせう。



 ポイント

 メス堕ち 8/100


 女装抵抗 10/100


 性欲    11/100


 おしまい

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